うつの症状を把握して適切な治療を受けることが大事です

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早めに気づくことが大事

カウンセリング

周囲のサポートが必要

現代日本では、うつ病を患う人の数は100万人を超すといわれていますが、発症しているにもかかわらず医師の診断を受けていない人を含めればその数はもっと多いことが予想されます。精神疾患というと、まさか自分がかかる事はないだろうとか、そもそも認めたくないとか、他人に知られたくないという気持ちが強く働くのも無理のない事です。そんなことから、発症していても治療がされることがなく悪化してしまい、回復するのに長い時間必要になってしまうケースも多いといわれています。まじめで責任感が強いなど、発症しやすいタイプの性格の傾向はありますが、実際には状況によっては誰でもなる可能性がある病であるという認識と正しい理解を持つことがとても大切になります。多くの場合は、うつ病は職場などで何らかのストレスを繰り返し受けることにより発症し、その状況が続くことによって悪化していきます。だからといって、長期休職するなどしてそのストレスから離れればすぐに回復するかと言えばそうはいかないのが難しい点と言えるでしょう。ストレスから離れて自宅で過ごすようになっているのに、何もやる気が起きないし、悲観的なことばかり考えてしまう症状が続くという人は、気持ちの持ちようで回復するのは難しい事です。真面目で人に合わせて生活するという気質が強い日本人にとって、やる気が出ないという症状は甘えているとか怠け者だととらえられやすいですが、これはうつの代表的な症状です。すでに発症して普通の思考回路が回らなくなっている本人にとって、それに気づいて受診するのは難しい事であるため、家族など周りの人間が早めに気づいて病院に連れていく事が理想です。うつ病の症状としては、憂鬱で気分が落ち込むとか、今まで好きだったことすらやる気にならず楽しむことが出来ない、思考が悲観的になるといった気分の変化があります。そのほかにも、眠れなかったり食べられなくなったりして体重が減少したり、頭痛が続くとか月経不順になったりと身体的な症状も併発することもあります。最も注意すべき症状として自分には価値がないとか、いっそ消えてしまいたいという気分からくる自殺願望があげられ、これに対しては家族など周りの人間のサポートがとても重要になってきます。うつを放置することで重症化してしまったり、せっかく治療をしていてもある程度良くなると職場復帰を急いだりして再発してしまったりと、治療期間が長期にわたるともあります。真面目で責任感の強い人ほどそのような状況が耐え難く、最悪の方法を考えてしまいやすいため、周りの人間がしっかりと支え、あせらず気長に向き合っていけるようにすることが大切です。医療機関を受診すると、ほとんどの場合治療は抗うつ剤などを用いた薬物療法を行っていく事になりますが、これもきちんと続けるという事がとても大切になります。即効性のあるものではないため、飲み始めて最初の数日は効果が感じられないことが多いのですが、そこで服用を辞めてしまう事がないようにしなくてはなりません。同様に、症状が落ち着いて、職場復帰を果たしてからも、医師からの指示があるまでは服用を続けることが再発を防ぐことにつながります。